神奈川県相模原市 鉄骨造店舗併用住宅 全体改修工事
神奈川県相模原市にある3階建ての鉄骨造店舗併用住宅の全体改修工事を行いました。
ALCパネルの陶磁器タイル貼り仕上げのため前面の打診検査を行い、割れや浮きの実数調査を行ったうえでタイルの貼り替え工事を行いました。
1階がテナント、2階以上が住居の店舗併用住宅の改修工事を行いました。陶磁器タイルは耐候性が高く減耗などはありませんでしたが、タイル目地の欠損やタイルにヒビ割れが生じている箇所が複数見られましたのでタイル落下防止もかねて前面を改修いたしました。
↓打診検査の様子
目地が欠損していたり、水が入って炭酸カルシウムが溶け出して白くなっている「エフロレッセンス」が生じている箇所やひび割れが見えている箇所のほかにも、目に見えない浮きが出ているところもありますので、すべての外壁面を打診調査を行いマーキングを行ったうえで修繕を行いました。
↓吸水防止剤の塗布
最後に対候性アップのためタイル目地の吸水防止剤を塗布しております。
After写真一覧
屋上防水はもともとアスファルト露出防水のコンクリート押さえ仕上がりでしたが、コンクリートの目地パッキンが浮き上がってしまっている箇所が多数あり修繕が必要な状況でしたので、ウレタン防水の通気緩衝工法にて防水の更新を行いました。
↓施工前写真
パラペットの上端から浸水の懸念がありましたので、笠木は脱着を行いパラペットを巻き込んだ形で防水を行いました。
↓パラペット交換工事
笠木部材は経年劣化が進んでいたため材交換も同時に行いました。
タイルの修繕に伴い、建具廻りや外壁目地部分のシーリングの打ち替えを行いました。
↓シール打替えの様子
その他の場所にも樋の接続部や付帯に関する雑シールも行わせていただきました。
外壁・屋根ともに塗装部分はありませんでしたので付帯部のみ塗装を行っております。タイルの色に合うよう色を選定し塗装を行わせていただきました。