建物の修繕とリフォームのポイント

改修業者は一括見積もりサイトやポータルサイトで探すべき?

建物修繕を学ぶ 2020.12.08

紹介サービスとして割り切れるのならば、ポータルサイトは使うべき

最近では中古車の査定などだけではなく、マンションやアパートの改修工事業者も一括見積もりサイトやポータルサイトを使って探す習慣が広まってきました。その背景にはIT企業の発展とポータルサイトの収益性の良さが一番の理由ではないかと考えられます。もちろん利便性の面でも、業者の探し方がわからず、見積もりは比較検討して決めたいというユーザーのニーズを満たしているからこそ、このような紹介サービスが普及してきていることは間違いありません。紹介サービスを業者として利用する立場からの意見としては、紹介サービスとして割り切れるのであれば、優良なポータルサイトは活用すべきだと考えています。しかしながら、ポータルサイトで選んだ業者による施工が必ずしも満足する結果を生むかと言うと必ずしもそうとは言い切れません。なぜなら、紹介してもらえる業者はポータルサイトを運営する紹介会社に一存しまうため、改修業者を選定するのと同様に優良な紹介会社を選ばなければならないからです。

一括見積もりサイトやポータルサイトの収益形態を知る

一括見積もりやポータルサイトを利用するにあたって、これらのサービスがどのように成り立っているのかということを事前に知っておくべきだと思います。まず、紹介手数料のかかり方は大きく分けて3つあります。

 

⑴紹介をもらった時

 

⑵契約が決まった時

 

⑶紹介時と契約時の両方

 

一括見積もりやポータルサイトで主流なのは⑶になり、ほとんどのサービスが上記の収益形態になっていると考えられます。ここで利用者が選ぶべきなのは、紹介時の手数料は小さく、契約後にある程度の手数料がかかるサービスの方が良いと思います。紹介時に高い手数料がかかる紹介サービスは、紹介だけで収益モデルが出来てしまい、紹介会社は出来るだけ多くの紹介をしようとするため、結果として利用者のためにならないことが多いです。このような形態に多いのが一括見積もりサイトです。利用者の情報を多くの業者に紹介され、業者からの連絡がたくさんかかってきてしまうのはそのためです。逆に言うと最初の紹介手数料が小さいサービスは、改修業者から連絡来るのではなく、応札形式で業者が応募してきた中から、利用者が連絡を取る業者を選ぶことが出来るケースが多いので、そこを判断基準にすることをお勧めします。

私が利用者として使うなら"ホームプロ"一択

たくさんのサービスがある中で私自身が利用者として使うのであれば、いまのところはホームプロ一択です。ホームプロを選ぶ理由のひとつは、業者の加盟基準が他のサービスに比べてとても高いということです。判断基準の中でも、建設業許可が必要であり、瑕疵保険対応可能な業者でなければ加盟出来ないという条件は、修繕工事を専業でやっていない業者はクリアすることが難しいため、一定の基準を持った業者だけをふるいにかけて厳選することが出来ます。また、応募形式としては業者からの応札式をとっており、案件にたいして12社までが応札することが出来ます。その中から利用者が連絡を取りたいと思う業者だけとやりとりが出来るため、むやみに利用者の個人情報を公開しなくても良いという点もメリットのひとつです。ポータルサイトとしては最大手のものになるので、応札権の競争力が高く、最初に応札してくるのは営業会社の可能性も高いです。そのため、早い段階で返答をするのではなく、ある程度応募が出揃ってから業者を選定してみると良いかもしれません。加盟業者には口コミによる5段階の評価があり、これは業者側で操作することが出来ないものとなるので、業者選びの基準としても最適です。もし少しでも興味がありましたら、一度サイトを覗いてみてください。

紹介サービスとして割り切れるのであれば、ポータルサイトは使うべき最近では中古車の査定などだけではなく、マンションやアパートの改修工事業者も一括見積もりサイトや…

2020.12.08

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